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24.自然派移住

消費する生活に疑問を持ち、地方に移住して自給自足の暮らしをスタートする。
また、会社と家の往復で毎日に変化がないルーティンライフに嫌気がさす。

東日本大震災、コロナ禍で地方移住に注目が集まり、人気が高まっています。
我々、地方で暮らす者、地方を元気にしたい者にとっては嬉しい限りです。
特に就農を目指す方の中には、耕作放棄地を開墾され景観美化の一助も担ってくださるケースもありますので、このような「回帰的移住」がさらに増えてもらえるよう、個人的にも力を入れたいところです。

しかし、自然環境の中で暮らしたいという気持ちが強すぎる「自然派移住」の方となると話が少し変わってきます。

自然豊かな環境で暮らしたい、体に良くないと思うものは摂取したくないというのは回帰的移住の方と同じです。
しかし、お子さんに添加物の入ったお菓子は与えない、予防接種は受けないと徹底している辺りが違います。
スーパーなどで流通しているごく普通のお菓子を子供に与えたくないと主張されると、せっかくできたママ友たちは困惑します。
で、周辺が困っていることは移住者ご本人の耳には入りません。移住担当者が、子どもの学校行事などで、地元の親御さんから聞かされます(経験談)。
学校給食の献立への要望など、田舎だから簡単に対応できるだろうと思われがちですが、都会でも田舎でも一人のために変更するのは大変です。

日本は集団生活の中で様々なことを学びます。ここを指摘されると「日本は遅れている。」と海外を引き合いに出してこられることがあります。
「田舎で暮らしている人は、自然を愛し体を大切にしているから健康なんだ。なのに添加物を摂取するなんておかしい」などと言われることも。

以前から言ってますが、田舎の人は普通です。
連休になればディズニーランドにもUSJにも行きます。田舎に住んでいるのは、生まれたまちが好きだからという方もいれば、うまれたところが田舎だから、ただそれだけという方だっています。俗っぽいものに関心がないと思わないでください。
また「私の子どもは(正確には私は)周囲のために我慢しないといけないのですか?」
と反論されるかもしれませんが、周囲があなたのために我慢するのも違うと思います。

多様性を認めるつもりがないのかと誤解されると困るのですが、相互扶助・支えあいで成り立っている地方に移住して、極端なルール変更を求められると周囲は困惑します。
「だから田舎は遅れているんだ!」と言われるかもしれませんが、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんは変化を求めていません。
田舎の人が閉鎖的だと批判されることがありますが、決して田舎だけが悪いわけではありません。平和に暮らしている生活を変えられることが不安なのです。
ご存知のように自然界において外来種が生態系を壊してしまうことは深刻な問題です。
正直、私ですらそれに近い感覚を感じることがあります。

都会ほど人口が多ければ、同じ考えの方がいると思いますが、それでも超自然派志向はマイノリティに分類されます(良し悪しを問うてるわけではありません)。それが過疎地ならなおさらです。
顔色をうかがう必要はありません。あなたの考えを理解してくれないところを選ばなければよいのです。理解をしてくれるまちを探して移住することが賢明な選択です。
環境保護は大切です。人間の身勝手で自然が壊され、動物が絶滅の危機に瀕しています。
しかし、SDGsの取り組みが世界的なものになろうとしているように、少しずつ意識は変わってきています。
ただ、環境に配慮することは大切ですが、同様に周りの人への配慮も忘れないでください。

思いやりで成り立っているところに、自己主張ばかりされると不協和音がうまれます。
これは地域のせいではありません。
もし、多様性を主張するなら、周りの方のことも尊重しないと矛盾が生じます。

どうか地域のことも理解してください。

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