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2.輪郭をつける

田舎暮らし・地方移住を希望される方が増えています。
2011年の東日本大震災、2020年のコロナ禍は、都市部で暮らす人々がライフスタイルを見つめ直す機会となりました。それに併せ、テレビや雑誌は地方移住の特集をします。
実際に地方移住をする・しないは別として、家族との時間や仕事について、老後のことなどを考えるのはとても大切なことです。また、私のように地方で暮らし、人口を増やしたいと考えている者にとっては、田舎暮らしを視野に入れていただけるというのはありがたいことです。

地方移住を考えていた方は、具体的とまでは言わなくても、ある程度の移住プランをお持ちの場合が多いので、お目当ての移住候補地に足を運んでみたりコンタクトを取ってみたりと、行動に移すことができます。
しかし、今まで田舎暮らしを考えたこともなかった方にとっては、何から始めればいいのかわからないとなります。当然、わからないからと言って、言われるがまま移住なんてできないはずです。
ちなみに全国の自治体には、何もわからない人を丸め込もうとする担当者さんはいませんが、わからない人に何をフォローすればよいか困惑してしまう1年目の担当者さんはいます。

そこで、はじめに取り掛かることが、ぼんやりとした田舎暮らし像に輪郭をつける作業です。
移住相談をするにも何から質問すればいいのかわからないという方は珍しくありません。
そのために各市町村に移住相談窓口が設置されていますので、話を聞いてもらったり、説明を受けたりしながら、具体的な田舎暮らし像をイメージしていきます。

どんな暮らしがしたいのか、求める環境は?仕事は?などの自分の希望と、まちの状況を照らし合わせていきます。
そうすることで、あなた自身の「なんとなく田舎暮らししてみようかな」が、「こういう田舎で暮らしたいな」に変わります。
あなたの理想とする田舎に巡り合うのは半年後かもしれませんし、5年後か10年後かもしれません。
焦らず、計画的に移住に向けて一歩ずつ進んでください。

 

 

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