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27.私が好きなこのまちを

私は今、山口県周防大島町で暮らしながら、全国の移住関連のお仕事をさせていただいています。

自分が関わるまちを移住希望者さんに選んでもらうにはどうすればいいのか。
移住希望者さんに、ずっと住み続けてもらうためにはどうすればいいのか。
四六時中考えていますが、当然100%の答えはありません。
移住希望者さんのニーズは10人いれば10通りですから。

移住希望者さんが十人十色であるように、移住担当者さんも十人十色です。
ですが、担当者さんの場合は人それぞれと言っても、希望者さんのように農業がしたいとか、起業したいみたいな、目的が人それぞれということはありません。目的は移住してもらうことで同じです。
人それぞれなのは、話し方や、情報提供量、熱量などです。

話し方、例えば話すのが苦手とかならいいですが、仕事に対する意気込みの違いは困ります。
誰が困るって、移住希望者さんが困ります。
やはり、事務的な方より、熱心な方の方がみなさん安心できますよね。
担当者の対応で、そのまちのイメージ=移住したいか否かが決まることは多いと思います。
誰だって、やる気のなさそうな人と話したくないです。
だから、担当者のイメージでまちの印象も悪くしかねないので、重要なセクションになるわけであり、各自治体で研修が行われるわけです。

担当者さんは、移住希望者さんのために一生懸命頑張ります。
仕事だから頑張っている担当者もいるかもしれません。
でも、大半の担当者は、あなたに移住して欲しいから頑張っています。

中には窓口一年目の担当者もいます。
正直、まちのことをよく知っている住民と接するのとは違いますので、何を話せばいいのか、何を紹介すればいいのかわからない、個人的な話をどこまで質問していいのかわからないというケースもあります。
そんな担当者に出会っても、「このまちはダメだなー」とならずに、いろいろ質問してください。質問されることで、移住希望者さんがどんな疑問を抱いているのか学んでいきます。
うまく話せないだけかもしれません。ふるさと以外で暮らしたことがないから、まちの良さに気づいてないだけかもしれません。

機会があれば担当者さんに「〇〇さんはこのまちが好きですか?」と質問してみてください。
きっと
「はい!当然大好きです!」と答えてくれるはずです(答えてくれなかったら担当さんを代えてもらいましょう笑)。

私も含め担当者は人ですから、みんな違います。本音の部分では「こんな不便な田舎にどうして移住してくるんだろう?」と思っている担当者さんもいるかもしれません(私の知る限りでは、そんな人いませんが)。
そんな担当者さんも、みなさんとの会話の中から、まちの良さに気づき、再確認してまちのことをもっと好きになり、立派な担当者さんになっていきます。

話すのがうまい担当者も、苦手な担当者も思いは同じです。
私が好きなこのまちを、あなたに知って欲しい、あなたに好きになって欲しい。
そんな思いでみなさんと接しています。

あなたが気になる町には、どんなまちなのだろう、どんな人が待っているのだろう。
そんなことに思いを馳せながら、アクセスしてみてください。

このまちのこと、きっとあなたにも好きになってもらえます。

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