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「マツコ会議」に取り上げてもらった話と、移住施策。

こんにちは、いずたにです。

たくさんの方がご覧になられましたが「マツコ会議」に周防大島の移住事情が取り上げられました。

はじめにご連絡があったのが3月末。少しだけ話題になった高額納税者の件でした。
当然、このご時世に個人情報をペラペラお話するわけにはいかないので、それは無理ですとお断りし、代替案として、「富裕層は状態の良い空き家を買ってリノベーションすることも楽しんていらっしゃるので、そちらの切り口からいかがでしょう」という提案をさせていただきました。
狙いとしては、うちの事例を見て、全国の空き家所有者が行動してくれたらというところです。
その後は、ディレクターさんが丁寧に取材をしてくれました。

30分番組ですから、こちらが伝えたいことのすべては出せないことは分かっていましたが、想像以上にマツコさんが代弁してくれました。
同じことを僕が言うより影響力のある方が言ってくれる方が絶対良いです。
その際、先に移住した人が、移住しやすい環境を作っているとご指摘されました。

これ、自分では言いませんけど、今の人はラクやなぁと思いますよ(笑)
20年くらい前は移住者は珍しくて目立ってましたから。その人たちが地域と共生して、「よそ者も頑張っている」と受け入れてもらえたから今があります。その土壌を作らないと、今年の初めに各地でおきたイザコザみたいに火種がおきやすくなります。

今回の放送、全国の移住施策に取り組んでいる方々にとっても良い内容だったと思います。
田舎暮らしってネガティブな話はすぐ広まりがちです。今年の春は続きました。
だから、少しでも明るい話題の提供ができればと思って、お手伝いさせていただきました。
たくさん時間を割いてくれたディレクターさん、的確なコメントをしてくださったマツコさんには感謝しかありません。

「マツコ会議」は毎週見ている番組ですが、マツコさんが繊細でクレバーな方だから、ヘンな放送にならないと思ってました。カットされてましたが、ディレクターさんをいじって笑いを作って、こちら側は終始丁寧に接してくれていました。
個人的には他局ですが「マツコの知らない世界」でディープな田舎暮らしか島暮らしを紹介して、僕がいじられるというのを妄想してましたが、「マツコ会議」に取り上げてもらったのでなくなったでしょう(笑)
いや、番組に出たいわけじゃなくて、地方移住のポジティブな面を発信したいだけですよ。
僕、そんなにミーハーでも承認欲求が強いわけでもないので。

ただ、これを見た自治体さんが、真剣に移住促進に取り組みたいと言って連絡くれないかなというのはあります。
総務省地域力創造アドバイザー制度を使ってくれたらと思うのですが、いろいろあるみたいですね。
県がアドバイザー制度を利用して、各市町村に僕を送り込むというのは不可能なんですかね?
3年くらい単身赴任してもいいかなとか、たまに考えます(趣味のバンドを続けられるならですが)

私、周防大島の窓口も卒業して、新島村の伴走支援も終わって移住の仕事は無所属です。
移住PRの企画もやりたいし、移住フェアで圧倒的な仕事量も見せたいし、移住ツアーもやりたいし、地域の人と向き合って意識を変えたいし。
10年くらい本気でやらないと変わらないんです。
で、今から10年走るのと、10年後に10年走るのでは全然違います。10年後では手遅れの自治体はたくさんあります。

自分の子どもが高校を卒業して、当たり前にいた家族が巣立ち、3年後にはもう一人巣立ちます。
もう一緒に暮らすことはないかもしれないし、また帰ってくるかもしれません。
どちらになっても大丈夫なように、ふるさとを守ってやりたいし、暮らしやすい環境にしてやりたいんです。
そして、いつか孫に会いたいですし、その孫のために暮らせる環境を残してやりたいです。
過保護です。親バカです。子どもがかわいいですから。そのために地方を元気にしたいんです。
子どもや孫が衰退する日本で暮らすのを想像したくないし、そんなツケを残したくないんです。
本気で取り組もうとしていない地方に対して厳しい言い方をすれば、やる気なく滅ぶのは自由だけど、うちの一族と友人の子どもたちの未来に迷惑をかけるなよと。

子供がかわいくない親なんていません。
同じく孫がかわいくないお年寄りなんていないでしょう。
みなさん同じだと思います。移住施策の根幹は難しいことではなく、当たり前のことです。
当たり前のことを大事にして、一緒に頑張りたいんですよ。子どもたちのために。
人任せで良くなるなら、とっくの昔に上向いてます。でも絶対無理です。自分たちでやらないと。
自分たちでできるなら仕事の依頼はしてくれなくていいです。
理想は地方移住が当たり前の選択肢になって、移住アドバイザーが不要になることですから。
とにかく子供や孫のために、現状を変えましょう。楽しいまちにしましょう。それだけです。
頑張りましょう。

 

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