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NHKさんが取材に来たときの話

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのいずたにです。

先日、周防大島町定住促進協議会にNHK岩国支局の高柳という人から、空き家問題について取材がありました。

こちらとしては、取材や視察は珍しくないのでいつもどおりの対応でと考えていました。

いつもどおり、メディアの思うままに、物事の側面だけを取り上げられないように細心の注意を払うつもりだったのですが、いつもと雰囲気が違い違和感を感じました。

全国的に空き家問題は深刻です。なので、空き家率が非常に高い周防大島に取材に来たようです。

ただ、周防大島は転入者の数が多い、過疎高齢化の島です。それなりに空き家に入居される方がいた上で、亡くなられる方がもっと多く、住むことのできない危険家屋がたくさんあります。で、自治会に空き家バンク登録の奨励金を出したりして、手をこまねいているわけではないのです。むしろ積極的に取り組んでいる自治体として評価もされていると自負してます。

ですが、そのような取り組みには聞く耳を持たず、問題点は?課題は?と自分が言わせたい言葉を引き出そうとされました。

自分が描いた構図にはめ込もうとする典型的な話法。以前、同じく空き家問題を取材に来られた全国町村会の坂本室長と全く違う舵取り。向こうからすれば、数多く取材した内のひとつで、どうでもいいのかもしれませんが、こちらも数多く対応させていただいていて、別に珍しくないので比較してしまいます。

同じメディアでもKRYさんやTYSさんのようなローカル局は地元を大切にされるのですが、NHKの人って転勤族なので出世なども考えて、作りこむんですかね?そんな邪推をさせる対応でした。

余談ですが、雑誌取材の場合、出版される前に原稿チェックをさせてくれますが、TVの場合は当日までどのように編集されたかわかりません。まな板の上の鯉です。

で、知らないうちに放送されてました(苦笑)
しかも、まだ検討段階の空き家買い取り制度を、決定したと放送。空き家の買い取りの話は高柳という人に、課題山積みで実施は難しいと説明したにも関わらず。実際、音声は全カットで、役場で職員さんが話している風景に、全編アナウンサーの原稿読み上げを被せるという手法。

こんなことを平気でするからTVは怖いです。何でもアリです。

これは一般人のメディアへの対応が、「メディア様」になっているのも悪いんです。助長させています。
メディアも「タダでPRしてもらえるんだからありがたく思え」みたいな一昔前の感覚でしょうかね。

空き家買い取りの件は検討段階なので中国新聞さんは記事にされませんでした。新聞記者さんは、裏付けが取れないことは記事にされませんが、TVは番組の時間があらかじめ決まっているから、穴を空けるわけにはいかないのでしょうか。ホント、ご都合ですよ。

昼に放送されたのを確認して、夜のニュースでは放送しないようにと伝えたにもかかわらず、中国4県では放送したようです。これがNHKですからねぇ。まぁ、これがNHKの体質のすべてとは思いませんが。去年の1月に取材に来られた記者さんは実態を見てから取材テーマを変更してくれましたから。

しかし、転勤族で地方に感心がないのはわかりますが、ここまであからさまだと残念ですね。実際、地方がどうなろうと取材した人の生活に影響はないでしょうけど。

いや、批判したいんじゃあないです。こちらの思いも反映されず一方的に事実と違う報道をされたので訂正したいだけです。これだけネットが普及して取材される側にも発信する手段がありますしね。

ネットで個人がどんどん情報発信できて、TVがネットから話題を探してくる時代。しかしまだまだTVの影響力は強いです。

みなさん、大きな組織に属した人と会話する際、臆しちゃダメですよ。その会社はすごくても、個人は別ですから。

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