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2003年5月20日、大阪府熊取町で吉川友梨さんが下校途中から行方不明になっています。
友梨さんのご両親は、私の中学校の頃の先生です。
この頃の私は結婚し、管理職にもなり仕事のことしか考えていなかったため、友梨さんのことを知ったのは1年後でした。
開業し、ホームページを開設した際、帰って来るまで呼びかけをすると決めましたが、正直こんなに時が経つとは思いませんでした。ご夫婦の心中を察すると辛いです。
ただ、吉川先生は同情して欲しいわけではありません。友梨さんが帰って来るまで風化させたくないという思いです。
インターネットが普及して情報が拡散する力はすごいです。どうかその力が世の中のために使われることを願います。
以下、移転前のブログを転載します。よろしくお願いします。
2013.05.20 無題
中学校の卒業式の予行練習が終わったある日。全3年生の前で、英語の岬先生が、私が2年生のときの担任だった森下先生と結婚すると発表されました。みんな突然の発表に驚いていたら、
「ちょっと待った!」
当時、流行っていた「ねるとん」風に現れたのが私のクラスの副担任。みんな笑いながらも祝福しました。その後、岬先生が「先生が本当に結婚するのは大野先生です」と発表。みんな更に驚きました。大野先生は「保健室の先生」で、みんなが憧れる、綺麗で優しい大人の女性でした。おいおい、岬先生じゃあ釣り合わんやろと思っていたら、
「ちょっと待った!」
まさかの2発目にみんなが爆笑している中、現れたのが吉川先生でした。
みんなの前でプロポーズしたときの事を質問され、照れてる吉川先生を見ながら「モジモジして言ってくれないから私が言わせました」みたいなことを大野先生が暴露。恥ずかしそうにしている二人をみんなで祝福しました。卒業式の日のことは覚えてませんが、この日のこと、二人の笑顔は鮮明に覚えてます。
吉川友梨さんが行方不明になって今日で10年。幸せいっぱいだったお二人が、どんな思いで10年間を過ごされたか考えると胸が張り裂けそうです。
以前、超能力で行方不明者を捜す番組というに出演された理由を吉川先生は「ああいった番組に出ると、私に対して世間がどういった目を向けるかはわかります。ただ世間が友梨のことを忘れてしまう、風化することの方が辛いです。」とおっしゃていました。ですから、風化させないために、記事として書きます。
みなさんにお願いです。友梨さんが早く見つかるためにご協力をお願いします。神様がいるのなら、どうかご家族のもとへ友梨さんを返してあげて、休ませてあげて下さい。善人が泣く世の中なんておかしいから。
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