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こんにちは、ファイナンシャルプランナーのいずたにです。
前回に引き続き、旧ブログにアップした田舎暮らし関連の記事の掲載です。
田舎関連の新しい記事は近日アップします(多分)。
田舎暮らしをするにあたって、いくらの年収があればいいのか気になるところです。
ましてや、子育て世代は最も支出がかかりますから、「自然いっぱいのところで子育てしたい」と思っても、なかなか難しいものです。
そこでまず、生活費を算出する簡易計算方法をご紹介します。
生活費のおおよその目安の求め方
{(定年までの予想平均年収×就労年数)-(家賃×12ヶ月×平均余命)-(教育費×人数)} ÷就労年数=生活費
平均余命は、簡易計算なので、80歳で想定すればいいでしょう。
では、実際に数字を当てはめてみましょう。
例)30歳子供二人、60歳まで平均年収300万円、借家3万円・80歳までの場合
年収300万×30年=9000万円
3万円×12ヶ月×50年=1800万円
教育費1500万円×2人=3000万円
9000万円-1800万円-3000万円=4200万
4200万円を30年で割ると140万円
家賃と教育費を除く140万円で生活できれば年収300万円でも可能
(一ヶ月約12万円)
。
続いて40歳の場合はどうでしょう。
40歳子供二人 年収300万円 借家3万円の場合
年収300万×20年=6000万円
3万×12ヶ月×40年=1440万円
教育費1500万×2人=3000万円
6000万円-1440万円-3000万円=1560万円
1560万円を20年で割ると78万円
78万円÷12ヶ月=6.5万円
一ヶ月6.5万円
※お子様の年齢で教育費は減額して計算して下さい。
※大学進学時に奨学金制度を利用すれば教育費は抑えられます。
30歳の場合でもどうかと思いますが、教育費を0歳から計算しているとはいえ、40歳で試算した結果の1ヶ月6.5万円ではまず無理です。
しかも、ここから貯蓄をし、税金や社会保険料を払わなければなりません。
ただしTVや雑誌で見るような家賃1万円の物件と想定すれば、40歳の例だと、50年住んでもコストは480万円ですから、ずいぶん変わります。
ただし、家賃1万円の物件は、老朽化が進み、補修費用がかかることが多く、「海が見える」などの好条件は望めない場合がほとんどですし、当然、好条件の物件はすぐ借り手がつきます(周防大島の場合)。
当然、この簡易計算は、子育て世代でなくとも利用できます。田舎暮らしを始める前に、生活可能な収入・家賃を想定してみましょう。
上記の例を参考に、ご自身の実際の年齢を当てはめて計算して下さい。
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