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こんにちは、いずたにです。
先日、産経新聞の一面に、表題の笠佐島の記事が掲載されました。
(ドローンで大島大橋を撮った際の笠佐島)
周防大島の移住に携わっていて、触れないのもおかしいので少し書きます。
記事ではコロナ禍からとありますが、コロナ禍よりも前から中国の富裕層に売り込もうとしていました。
何年前か忘れましたが、結構前です。7、8年くらい前だと思います。
僕に話を持ち掛けてきたのは、山口県トップの地銀の支店長(この人は拝金主義なので、地域のことよりも出世にしか目を向けないタイプ)。
この支店長が、地元の不動産屋が笠佐島の土地を中国人に売りたいから協力してくれと、僕の所へ話を持ってきました。
当然、はいそうですかとは言えませんので、単刀直入に大丈夫なのかと質問すると、
「爆買いで訪日している層とは違う。あれは小金持ち。中国は海が汚いから、本当の大金持ちの中国人は東京や大阪より、きれいな海の土地に興味がある。彼らはもめごとも起こさない良い人だ」と、もっともらしいことを言ってました。
僕への相談内容は、不動産屋のスタッフ?現地の知り合い?がタブレットで笠佐島の写真を見せて営業したいからHPを作ってくれという相談でした。中国人に土地を売るなんてリスキーなので、当事者である不動産屋(空き家バンクの仕事で知っていた。見た目は大人しい老夫婦)に足を運び、話を聞いた上で協力できませんと断りました。
当然、この話は役場に共有しましたが、不動産屋の商売にダメ出しできないので、そのまま対応できず担当職員が変わって現在に至る、という感じです。
普段、周防大島が抱えている問題は記事にしないのですが、他の地域の方の参考になればと思い、新聞で書かれていなかった部分を書きました。読んでの通り、当時の僕は不動産屋のビジネスを止めることができませんでした。
以前と違って、土地を外国人に買われるリスクを政府でも考えるようになっているので、この頃より対策を練ることができると思います。
手遅れにならないうちにみんなで考えましょう。自分たちのまちは自分たちで守りましょう。
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