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移住相談の実務研修

こんにちは、いずたにです。

NPO法人ほほえみの郷トイトイさん主催「地域づくりマイスター養成講座」の第3回目で講師をさせてもらいました。

内容は、移住相談に来られた方のニーズを聞き出して、どのように地域のことを伝えて、相談者さんを移住につなげていくかという実務・窓口で最も大事な部分をロールプレイング形式で学んでもらいました。

まずは、相談者役とコーディネーター役に分かれて、双方に詳細設定をしていない基本情報から、人物像を作り、質問内容、不安なことを考えます。


これも大事なことなんですが、実際に「こんな人が移住相談に来ます」という話があり、会ってみると聞いていた印象と全く違うなんてことは日常的です。ましてや事前情報がない状態で来られることがほとんどですから。
なので、臨機応変に対応できるように練習です。

今回は4つのグループに分かれてもらい、コーディネーター役と相談者役を交互にロープレ。

1対1ではなく、グループでするメリットは、自分が知らない分野、例えば農家に知り合いがいなくても誰かが知っていたりするので助け合いが出来ます。また、仲間の回答から学べます。

30分やったあとに、お互いの振り返り。相談者役には、自分がコーディネーターだったら質問されると詰まるなぁという質問をしてもらってたので、これまた相互に気づきを得られます。

その後、役割を交代してもう一度。

ロープレですし、知り合いが相手ですからリラックスして楽しく、笑い話を交えて演習してくれました。
ここもポイントですが、移住者さんは真剣に相談に来てますのでふざけた対応はNGですが、楽しい暮らしをイメージしてもらわないといけません。だから事務的に、説明ばっかりしていては相談者さんが移住しようって気持ちにならないです。
知らない町に移住しようというのに、楽しい暮らしが描けなかったら不安で行けません。
ロープレと振り返りで、この雰囲気や心から出る伝えたい言葉を覚えていてもらったら、実務で結果に結びつくと思います。

各回、振り返りでは私から、話法だけでなく、ロープレで出た質問に答えさせてもらいました。
それと、基本的な会話というものについてもお話しました。


(写真は長浜さんです。ありがとうございます!)

この研修自体そうですが、移住相談の窓口をしているからというより、営業時代からの積み重ねが大きいです。
自分で言うのもどうかと思いますが、営業時代の私はスゴかったですから。今なんてあの頃に比べるとフツーの人です。
血尿と汗と涙の結晶です(笑)

自治体の移住担当さんだけでなく、営業関係の方でもお客さんのために身につけて欲しいスキルです。真面目でたくさんのことを知っている方こそ、上手な伝え方を知って欲しいです。説明屋さんと相談業務や営業って別物です。
たくさん知識を持っていても、家の説明しか出来ない住宅展示場の営業マンは契約が取れません。
それは営業が出来ていないからです。
独りよがりにならずに、お客さんのことをわかろうとしないといけません。
それが本当にお客さんのことを考えるということです。

今回あることに気づいたのですが、それはまた次回!

 

 

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